DMAE(ジメチルアミノエタノール)|美容医療キーワード辞典

DMAE(ジメチルアミノエタノール)|2-dimethylaminoethanol

DMAE(ジメチルアミノエタノール)は代表的な神経伝達物質アセチルコリンの前駆体です。DMAEはシワを即効性および長期的に改善する効果があり、スキンクリームや注射薬として美容医療分野で用いられています。 DMAEによるシワの即効改善効果は、DMAEが皮膚の細胞を障害し空胞(vacuole)を形成することで細胞が膨張するためにシワが改善するとする研究報告があります。 シワの長期的改善効果に関してはメカニズムは不明ですが、上記の細胞障害性を考慮すると、一種のピーリング剤のように働いている可能性があると考えられます(筆者推測)。 DMAEを前駆体として生成されるアセチルコリンは、神経筋接合部の伝達物質でもあり筋肉を収縮する効果があることから、DMAEによって筋肉が収縮することでシワが改善するという推測がありますが、その確かな証拠はありません。


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